Blog ブログ Blog ブログ

2024.10.10

初代もスマスロも設定看破要素は同じ

どうも、Z(ゼット)です。
現在もスマスロで大ヒット中の「北斗の拳」。そんな北斗の原型とも呼べる初代北斗の拳について解説していこうかと思います。

機種情報はコチラ

4号機時代、空前絶後のスマッシュヒットで約60万台を販売した初代。全機種全台が北斗の拳…なんてホールもあったぐらいです。それだけ人気が出たのは一体なぜだと思いますか? 筆者が考えるにタイアップはあまり関係性がなく、単純に、最低でも中段チェリー時の25%でATに突入するというゲーム性だったんじゃないかなと考えます。

AT自体の増加スピードも速く、10連チャンすればサクッと1500枚は出る出玉性能。それに加えて現実的な継続率も66%・79%と高継続率。特に後者なんて約80%なワケですからプレミアムフラグである北斗揃いを引かなくともラオウ昇天なんか珍しくありません。朝からじっくり腰を据えて打つも良し、仕事帰りにサクッと連チャンさせて飲みに行くも良し。つまり打ち手を選ばない手軽さと、満足できる出玉を兼ねそろえた機種だったのです。

当時は店内で設定を示唆するような札差しイベントが当たり前でした。規制により具体的な数字(設定6など)は表現できなかったものの「サメ・エビ・アンコウ」のような隠語を使って表現し始めたのもこの頃からです。当然、横行するのが札がガセるイベント。当時の機種は今のように設定示唆画面などはなかったため、非常に設定看破が難しかったのです。それを逆手に取ったのがガセ札で、特に設定差が微妙な初代北斗の拳では良いカモにされた方も多いかと思います。

もっと恐ろしいのは、この初代北斗には裏モノが存在していたということです。基本ベースはなく、そのホールそのホールに合わせてカスタマイズできるオールハウスモノの仕様で、例えば天井1999G→1000Gに、北斗揃いは20連チャン確定などなど、色々な仕様にできたようです。と他人事のように語っていますが、実際にはウチの組織が開発して全国に流通させたので、ほとんど中身は把握しているんですけどね。なので裏モノが導入されているホールなんかは、この北斗の裏モノにも全く抵抗がないので、プロとしても活動していた身としては、そのようなホールでは北斗は打たないと心に決めていました。

今回、北斗の解説を…と思ってみたものの、4号機世代なら誰しも打ったことがあるでしょうし、現在もスマスロで初代継承を謳っているぐらいですから、正直解析値をもとに立ち回りを…なんてあんまり意味がないなと思いまして業界のこぼれ話に急遽変更しました。レア役の出現率合算、スイカからのモード移行率、チャンス目からのモード移行率、この3項目で設定看破を行うため、スマスロ北斗の拳とそう変わらないのです。ただし出玉の増加スピードは圧倒的に初代の勝ちですから、隙間時間で昇天を目指してみるのも一興かと思います。


【profile】
Z(ゼット)
某攻略誌の元ライター。
4号機時代からスロプロとして活躍する一方、その経験を活かしてライターも兼業する。
解析情報をもとに高設定を見抜く能力に長けている。また、裏モノにも精通しているスペシャリスト。