2024.09.25
名機ビガーを彷彿とさせるミラクルジャグラー!?
みなさんは「裏モノ」という言葉をご存じで?
4号機時代、この裏モノに魅せられ数々の注射台を打った元攻略誌ライターZ(ゼット)です。
今回はミラクルジャグラー(ビガーVer.)の内部システムを詳しく解説していきます。
ミラクルジャグラーは打ったことがあるけど、ビガーVer.とは何ぞや?と思われている方も多いハズ。
ビガーとは4号機初期にパル工業から登場したチェリー連がBIG前兆となる、当時では有名な裏モノです。本家本元の内部仕様を簡単に説明すると、内部的にBIGフラグが成立すると5G~13Gのチェリー高確率状態に突入したのちBIG図柄が揃うという仕様。また、ある一定の吸い込み枚数に到達すると、こちらもチェリー高確率状態に突入するのですが、内部的にBIGが成立していないので何事もなく通常状態に戻ります。いわゆるガセ前兆ってやつですね。このガセ前兆が良いテイストになっていて、チェリーが出現するたびに「もしや?」なんて思える、実質的なゲーム性を担っている部分なんです。
パル工業からは他にも色々な裏モノが登場したのですが、あくまで今回はミラクルジャグラー(ビガーVer.)について。裏モノのこぼれ話なんかは次回書かせていただきます。きっと業界のごく一部の人間しか知り得ない情報ですので、興味のある方は次回もお楽しみに!
さて、この注射済のミラクルジャグラーもビガーVer.と銘打っているぐらいですから、仕様は本家ビガーにかなり近いものとなっています。初当たりBIGのフラグを引けば5~12Gのチェリー高確率状態に突入し、ガセ前兆も約96G周期で発生します。天井には約1000Gで到達するのですが、道中のガセ前兆の分のG数はカウントされないため、天井まで約11回発生するガセ前兆平均9Gを加味すると、実質の天井はだいたい1100Gあたりとなっています。
本機で一番重要なのは「いかに高設定をツモれるか」につきるでしょう。裏モノですから正規ロムのような設定1の甘っちょろさは皆無で、ガッツリ吸い込んできます。反面、初当たりさえ引ければ全設定共通のBIG連チャンの抽選を公平に受けられるワケですから、言わずもがなの一撃性も秘めています。まず打つ際には高設定が投入されるときを見計らって「初当たりBIGの出現率」から設定推測をしてみて下さい。以下確率です。
【初当たりBIG確率】
設定1 1/768
設定2 1/631
設定3 1/535
設定4 1/452
設定5 1/384
設定6 1/288
この数値を見て一目瞭然。設定1と設定6では雲泥の差があります。この初当たり時に全設定共通振り分けのBIG連チャンが抽選されるため、いかに初当たりが重要かがお分かりいただけるかと。実践に臨む場合は、ぶっちゃけこの部分だけ注視すれば問題ありません。
次に初当たり時に抽選される連チャンの仕様を説明します。
本機には「ハズレカウンター」なるものが存在し、連チャン非当選だった場合は次回連チャン当選率が上がるという仕様になっています。今で言うスルー回数みたいなもんですね。
【ハズレカウンター毎の連チャン抽選】
0回 60.9%
1回 64.1%
2回 67.2%
3回 70.3%
4回 73.4%
5回 76.6%
6回 79.7%
7回 100%
まずは上記数値の抽選をクリアする必要があります。見事抽選突破で連チャン振り分けへ、抽選に漏れてしまった場合はハズレカウンターが1つ加算され、次回の連チャン当選率が上がるというものです。最大天井は7回となっていて、7回目は必ず連チャン抽選が受けられるワケですが、この「ハズレ」という概念は抽選を突破しても起こってしまうことがあります。
【連チャン回数振り分け】
1回 9.4%
3回 45.3%
5回 28.1%
6回 17.2%
この振り分けの1回と表記されている部分は「初当たりBIGも含む」ということなので、この9.4%が選択されてしまうと、せっかく連チャン抽選を突破しても回数振り分けで連チャンしない、という事態が起こります。ここだけは注意しておいてください。
以上がミラクルジャグラー(ビガーVer.)の立ち回り方となります。
REGは単独成立する100枚小役みたいなものなので出玉には貢献しませんが、設定差がそこそこあるためREGの回数もカウントしておくのがベターです。とはいえ、やはりBIGが中心となってくる仕様ですから、初当たりが軽い台を見つけ出し長時間実践する、これが勝利のカギとなるのは間違いないでしょう。
【profile】
Z(ゼット)
某攻略誌の元ライター。
4号機時代からスロプロとして活躍する一方、その経験を活かしてライターも兼業する。
解析情報をもとに高設定を見抜く能力に長けている。また、裏モノにも精通しているスペシャリスト。