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2024.08.09

サラリーマン金太郎解析【第一弾】

元某攻略誌ライターのZ(ゼット)です。
今回扱うのは、爆裂AT機時代の規制の一端を担ってしまったほど強烈な出玉性能を誇る「サラリーマン金太郎」の内部システムを紐解いていこうかと思います。設定看破にも必要なポイントも記載しておきますので、実践される方はぜひ覚えておいて損はないかと思います。

機種情報はコチラ

初代サラリーマン金太郎は「時速5,000枚」のキャッチフレーズと共にホールを席巻した大人気機種。シングルボーナスの押し順をナビする金太郎チャンス(以下KC)とリアルボーナスを絡めて出玉を伸ばしていく、当時では比較的オーソドックスな仕様となっています。簡単な流れは、BIGを引き、BIG後の高確率状態で純ハズレを引いてKC当選させる、そしてKCで連チャンさせる…みたいな感じが王道的な出玉の伸ばし方となっています。設定6の機械割が160%というとんでも機種でもあるので、打つのであればぜひとも設定6は掴みたいところ。というわけで、解析値をもとに説明いたします。

まず本機は、いかに高確率状態で純ハズレを引けるかが肝となってきます。
高確率状態はA/Bの2種類あり、平均90G継続するA、平均15Gしか継続しないB。後者は超高確率とも言えます。そして高確率状態に移行するパターンは主に3種類。

・設定変更後の一部(高確率A)
・BIG後(高確率A)
・リプレイの1/86(高確率B)

最後のリプレイから極稀に移行する高確率BでKCに当選すると最低11連チャンが確定する大量出玉のトリガーとなっています。
気になる純ハズレの確率ですが…

【純ハズレ確率】
設定1  1/203
設定2  1/204
設定3  1/204
設定4  1/205
設定5  1/218
設定6  1/245

これを見事高確率状態で引ければ優遇されたKCの抽選を受けられるというわけです。
そしてもう一つ、順押しから左リールにチェリーが止まった場合、次ゲームで6択の押し順に正解すれば、これも純ハズレと同じ役目を果たしてくれます。

晴れて純ハズレを引いた時のKC抽選確率は以下の通り。

【低確率状態】
設定1  1/64.00
設定2  1/21.33
設定3  1/32.00
設定4  1/12.80
設定5  1/64.00
設定6   1/4.00

【高確率・超高確率状態時】
設定1   1/5.95
設定2   1/4.65
設定3   1/3.20
設定4   1/2.50
設定5   1/2.00
設定6   1/1.27

上記表を見ていただければお分かりの通り、低確率状態では偶数設定の方がKC当選しやすく、高確率状態では設定に準じて当選率が上がります。しかも偶数設定の方が当選時の連チャン振り分けも優遇されていて、奇数ではほぼ単発。これには実は隠された意図があるのです。…が、少々長くなってしまったので、続きは次回にでも。


【profile】
Z(ゼット)某攻略誌の元ライター。
4号機時代からスロプロとして活躍する一方、その経験を活かしてライターも兼業する。解析情報をもとに高設定を見抜く能力に長けている。また、裏モノにも精通しているスペシャリスト。